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校舎棟に債務約20億円/県教育庁/柏特支高等部を新設/工事は第4四半期発注

2019/09/12 日刊建設タイムズ

 県教育庁は9月補正予算に、特別支援学校整備事業として限度額19億7800万円の債務負担行為を設定した。柏特別支援学校高等部の校舎棟新設に2020年度に着工し、22年度内の供用開始を目指す。校舎棟の規模はRC造3階建て延べ約5189㎡で、うち教室棟が4830㎡。工事は第4四半期の発注を予定している。

 建設場所は、流山高等学園第2キャンパス内(流山市名都借140)。敷地面積は3万2006・84㎡を見込む。120人規模の生徒受け入れに対応できる施設とする。

 実施設計は昨年度に県県土整備部営繕課が、「(仮称)県立東葛飾地区特別支援学校校舎新築工事実施設計」として鈴木建築設計事務所(松戸市南花島1―5―11)に、本年11月29日までの工期で委託した。委託金額は予定価格5449万7000円(消費税抜き)に対し4392万円(同)。基本設計は竹江設計事務所(鎌ケ谷市西佐津間1―18―1)が担当した。

 特別支援学校の整備ではこのほか、本年度に市原特別支援学校教室棟増築工事と桜が丘特別支援学校増築の実施設計を行う。

 桜が丘特別支援学校は、児童生徒数の増加に対応するため、教室棟の増築を計画。増築規模は、教室棟がRC造平屋建て延べ約1028㎡、渡り廊下がS造平屋建て延べ約18㎡。57人の増加に対応する。スケジュールは、本年度に実施設計を行い、20年度の着工、21年度竣工を目指す。

 実施設計は、6月5日の入札で、アストニッシュ(千葉市中央区登戸1―15―32)が予定価格2361万5000円(消費税抜き)に対し1850万円(同)で落札した。委託工期は20年1月31日まで。基本設計は、昨年度に実施し、東宏設計事務所(千葉市中央区新千葉2―1―8)が担当した。

 一方、市原特別支援学校は、3月19日の入札で、建築を鵜沢建設が予定価格1億9780万円(消費税抜き)に対し1億9000万円(同)で落札。また、電気設備を大崎電設が予定価格3498万円(消費税抜き)に対し3148万2000円(同)、機械設備をオリエント工業が予定価格3387万円(同)に対し3290万円(同)でそれぞれ落札した。工期はいずれも20年2月28日まで。

 増築は教室棟と渡り廊下が対象で、規模は教室棟がS造2階建て延べ784㎡、渡り廊下がS造平屋建て延べ104㎡。これにより、56人規模の増加に対応する。設計は東宏設計事務所が担当。

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