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長岡技術科学大学

女性活躍に新組織、人材育成補助事業がスタート

2019/09/26 新潟建設新聞

 長岡技術科学大学でこのほど、ものづくり地方都市における工学系女性研究者の育成・支援を掲げたキックオフシンポジウムが開かれた。同大と長岡工業高等専門学校、イートラストの連携による科学技術人材育成補助事業の一環。全8機関が協力し、女性の活躍促進を図る。

 あいさつに立った東信彦学長は「多様な視点を取り入れ、女性研究者の増加を目指したい。高齢化対策、地方都市の活性化につなげられる」と参加者を激励。磯田達伸長岡市長も「女性が研究や行政でも脇に追いやられているのはおかしい。ジェンダーを越えた女性活躍の環境を育ててもらいたい」と期待の言葉を述べた。

 本事業は、ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)として2019年度文部科学省より採択されたもの。女性研究者の増加、男女共同参画、女性リーダー支援、保育支援制度、地域連携を核に、6年間を期間として取り組む。

 検討中の支援事業として、過去3年間に通算3カ月以上研究活動を中断した男女研究者の復職、小学校6年生までの子どもを養育する男女研究者の学童保育等の支援等を挙げている。

 連携企業として事例報告をしたイートラストの酒井龍市代表取締役は、建設業における女性社員の仕事ぶりを解説。「やる気のある人材は男女関係なく活躍している」と述べ、海外事業としてフィリピンに赴いた女性社員の例を紹介した。 


【写真=女性活躍を狙う】

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