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千葉県教育庁

事業費43億円で学校長寿命化/県教育庁/大改修、外壁等改修21校31棟/来夏に工事集中実施

2019/09/30 日刊建設タイムズ

 県教育庁は、9月補正予算に「県立学校長寿命化対策事業」として限度額43億2000万円の債務負担行為を設定した。県立学校校舎の大規模改修と外壁等改修を推進する。対象は大規模改修5校7棟、外壁改修16校24棟。同事業では当初予算に事業費38億2600万円を計上しており、補正予算で事業費を追加し、さらなる推進を図る。事業費の内訳は大規模改修8億9370万円、外壁等改修34億2630万円。

 債務負担行為は2020年度の夏休み期間中に工事を集中的に実施するために設定。また大規模改修は、23年度以降に大規模改修を予定している学校についても、改修までの保全に必要な外壁等の改修工事を実施するために設定した。

 対象となる学校は、大規模改修が松戸六実高校、銚子商業高校(海洋学舎)、薬園台高校(3棟)、船橋二和高校、市原高校。

 外壁改修は▽鎌ケ谷西高校(3棟)▽佐倉西高校(3棟)▽千城台高校▽九十九里高校▽八千代東高校▽市川昴高校(3棟)▽柏南高校▽八千代西高校(2棟)▽若松高校▽東葛飾高校▽成田西陵高校▽下総高校▽館山総合高校▽犢橋高校(2棟)▽君津高校▽印旛特別支援学校。

 このうち、鎌ケ谷西高校、佐倉西高校、千城台高校、八千代東高校、市川昴高校、柏南高校、八千代西高校、下総高校、犢橋高校、君津高校の10校は、各学校が設計を委託している。

 設計者は、鎌ケ谷西高校が山岡設計事務所(松戸市五香6―1―12)、佐倉西高校が海宝建築設計事務所(八街市八街ほ235)、千城台高校が喬建築設計事務所(千葉市若葉区桜木北3―22―6)、八千代東高校が格設計(千葉市花見川区浪花町831―1)、市川昴高校ががもう設計事務所(船橋市西習志野3―26―8)、柏南高校が晃設計事務所(柏市加賀3―20―6)、八千代西高校がMOA設計事務所(千葉市花見川区幕張本郷2―28―8)、下総高校が織田吉郎建築設計事務所(銚子市末広町2―4)、犢橋高校が久野敬一郎建築事務所(千葉市花見川区花園1―9―8)、君津高校が日建綜合設計(木更津市富士見2―4―6)。

 外壁改修は、大規模改修の着手が23年度以降となる施設のうち、老朽化の著しいものを対象に実施。外壁のほか、屋上防水、サッシ交換などを予定している。

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