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栃木県日光市

日光市、晃明荘の屋根改修へ、設計費補正、4~7月に工事

2019/10/04 日本工業経済新聞(栃木版)

 日光市は、市が建物を所有している養護老人ホーム晃明荘(明神2453-1)の改修を検討している。運営する社会福祉法人大恵会(板橋)への譲渡を前提に建物を整備するもので、屋根防水シートと玄関ポーチ屋根を改修する方針。設計費は12月補正予算に計上し、工事は来年4月から7月に実施する予定。

 晃明荘は東武日光線明神駅の北東に立地。定員は84人。建物規模はRC造2階建て延べ床3641・82平方m、敷地面積8020・33平方m。現在の建物は2003年3月に完成。11年に市営から民営化された。土地は大恵会が所有している。

 建物は築15年が経過し、老朽化による雨漏りやエアコン設備の不調などが発生。施設維持費が財政的な負担となることから市が建物本体の一部を改修し、無償譲渡する方針を固めた。

 今後は12月に大恵会と建物譲渡に関する覚書を締結するとともに補正予算を計上し、来年1月から3月に設計を実施。工事費は約3200万円を見込んでおり、来年度予算に計上。屋上防水シートと玄関ポーチ屋根の改修完了後、8月に建物譲渡の仮契約を締結。10月に建物を譲渡する考え。

 設備などの改修費用は大恵会の負担とする方針。大恵会の負担部分はエアコンの入れ替え・集中管理タイプへの変更、ナースコール設備の入れ替え、バルコニー木柱の腐食個所の改修で、概算費用は1億6500万円を想定。

 設備の改修時期や実施内容などについては大恵会が判断するため現時点では未定となっている。

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