㈱ダイテック(本社・東京都中央区)のクラウド事業が好調だ。同社のクラウド事業部では建設業向けに▽注文・分譲住宅クラウド▽現場情報共有クラウド▽工務店クラウドEX―を提供している。
建設業界では働き方改革への対応もあり、急速にクラウドシステムへの移行が進んでいる。同社への引き合いも急増しており、現在約3600社が同社のシステムを利用しているが、このうち約9割にあたる3200社がここ1年以内の導入だという。同事業部ではさらなる販売促進とサポート強化を図るべく、ことし10月に全国の主要6都市へ事業拠点を新設した。
政府は2020年秋から全省庁のシステムをクラウドに切り替える予定で、経済産業省も旧態依然のシステムから新たなデジタル技術の刷新を描いており、クラウドの重要性は今後ますます増していく。
同社にはデータセンターを自前で保有・運営している安心感もある。その強みを生かして引き続き、販売促進とサービス拡充を図る。
【写真=同社の国内データセンター】