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茨城県古河市

5月下旬に候補者選定/子育て拠点施設西側でプロポ開始

2020/01/09 日本工業経済新聞(茨城版)

 古河市は旧古河赤十字病院跡地の西側用地で計画している子育て拠点施設の整備で、民間事業者を選定する公募型プロポーザルを開始した。参加は27日まで受け付ける。事業者との対話などを実施した後、5月下旬にプレゼンテーション審査を行い、候補者を選定する見通しだ。選定事業者は、募集要項等に則って独自事業と市子ども家庭総合支援センターを実施する建物を整備して所有するほか、建物全体の維持管理を行う。

 市は子育て支援の充実を図るため、上辺見地内の日赤跡地(A1万2031・02㎡)において子育て拠点施設の導入を推進している。

 用地東側(A6699・27㎡)では改築された上辺見保育所が2019年4月から開園しており、残る西側(A5017・69㎡)については民間活力の導入を図るため、市と民間事業者が連携して新施設を整備する。

 新施設は、子育て支援や相談対応などを行う子ども家庭総合支援センターと、民間事業者による独自提案事業の施設で構成する。

 基本的な考え方として①地域の景観になじみ、親しまれる意匠②ユニバーサルデザインへの配慮③安全性および防災機能の確保④周辺環境および環境保全への配慮⑤関連法規等の順守―を掲げる。

 規模は3階建てまでを想定し、市は両施設で1棟の建物を希望している。

 総合支援センターは延べ1000㎡程度を見込む。玄関を1階とし、親子交流広場や相談室、会議室、事務室などを備える。整備後は市が借り受ける予定。

 一方の民間提案施設は子育て拠点の機能を補完・強化するものとし、小規模店舗の設置も可能だ。

 出入り口については現在の北側と南側の2カ所を上辺見保育所と共用する考え。

 参加条件は単体または複数事業者によるグループなど。6月下旬にも基本協定を締結した後、設計、建設、運営・維持管理を行う。21年12月末ごろまでの竣工、22年4月の総合支援センター開設を目指す。

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