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担い手確保育成に普通科への取り組み協議

2020/01/15 新潟建設新聞

 北陸建設界の担い手確保・育成推進協議会の新潟県部会が8日、北陸地方整備局で開かれ、2020年度の実施方針や取り組みなどについて意見を交わした。20年度は、合同企業セミナーの開催を継続するほか、建設業界の魅力を発信するツアーの開催などを計画する。

 会合では工業系以外の普通科の生徒、教員、保護者の参加を協議したが、普通科高校とのつながり、マッチングが難しいなどの課題があげられた。イベント開催に当たり、今後も普通科高校のニーズ把握に努める。

 20年度の取り組みのうち、合同企業セミナーは、11月に朱鷺メッセでMade in新潟新技術展示・発表会との同日開催を予定し、学生約400人の参加を見込む。午前と午後の各1時間で各企業がプレゼンを行う。新潟県建設業協会以外の団体からの参加も協議されたが、協会内でも参加企業の競争率が高く調整が必要とされた。

 また建設業の魅力を発信するツアーは、今年7月に普通科高校の生徒も参加して村上市内で開催され、20年度は村上に加えて県内1カ所の追加開催を目標とする。学習指導要領の改定で設けられた『総合的な探求の時間』への支援を含めた取り組みを検討。学校側からは「学校ごとでカリキュラムが違う。正直なところ普通科の生徒は、それほど集まらない」「建設業にしかできないことを全面に打ち出しては」などの意見が出された。


【写真=新潟県部会の様子】

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