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栃木県真岡市

真岡市予算案、第1学校給食センターに設計費、新産業団地は実施設計、代替地整備、新庁舎周辺に2691万

2020/02/11 日本工業経済新聞(栃木版)

 真岡市は10日、2020年度当初予算案を発表した。一般会計は352億5000万円で前年度から43億5000万円減(11・0%減)。普通建設事業費は62億100万円で前年度から45億8179万円(42・5%減)の減少となった。第1学校給食センター整備基本設計事業、新庁舎周辺整備推進事業、新産業団地整備事業、井頭公園周辺活性化事業などを市総合計画2020~24の目玉事業に位置付け予算配分した。(2~3面に主要事業の予算額)

 第1学校給食センター(東郷496-1)は建て替えの基本設計に1902万円、地質調査に209万円を措置。今年度内に整備基本計画を修正し、建設用地を決定する方針。

 新庁舎周辺整備推進事業では2691万円を計上し、複合交流拠点整備に向け基本計画を踏まえた事業者選定アドバイザリー業務を実施する。

 新産業団地整備事業には2億3260万円を措置。寺内地区への団地整備に向けた実施設計、物件調査等の委託料1億3880万円を計上したほか、代替地整備事業費に9320万円を配分。新年度末の市街化区域編入を目指す。

 井頭公園周辺活性化事業は観光ゾーンの活性化を図るため、井頭公園周辺エリアの魅力向上に関する調査業務委託料660万円を措置。新年度にプロジェクト推進室を設置し事業に取り組んでいく。

 庁舎建設事業費には20億9253万円を計上。庁舎建設工事費に16億5000万円、工事監理業務等委託に5828万円を配分。新規に北庁舎等解体工事費1億1367万円、仮駐車整備工事費405万円などを盛り込んだ。

 土木費では、道路維持費に3億250万円を措置。道路補修や橋梁長寿命化補修などの工事費や橋梁長寿命化補修詳細設計、道路施設点検、維持修繕等の委託料を確保した。

 道路新設改良費は8億83万円。新たに田町の市道1453号線、1456号線や長田、柳林の8路線を整備。また、都市計画道路長田中線の幹線道路延伸や大和田産業団地アクセス道路など継続事業も進めていく。

 都市計画では、中心市街地リノベーション基本計画策定委託料1263万円を計上。今年度策定した基本構想に基づき地元調整を図りながら事業優先地区の基本計画を策定する。

 公園整備では遊具長寿命化対策事業に3160万円を配分。5カ年の国の交付金を活用し、市内8公園の遊具19基を整備する。亀山北原公園など3公園の設計費684万円、萩田公園など2公園の整備工事費4860万円を計上した。

 小中学校施設整備事業には2億2921万円を計上。長田小学校校舎増築事業に1億267万円、真岡小学校職員室増設事業に2970万円に配分。学校施設長寿命化計画策定事業では小学校に2164万円、中学校に1391万円を措置した。

 総合運動公園整備事業費は8億5046万円。南ブロックのⅢ期工区整備事業費に7億8796万円を措置。サッカー場の整備や幹線給水・電気等整備、西駐車場整備などを実施。硬式兼軟式野球場は実施設計等委託料6250万円を配分。体育施設ではこのほか、二宮体育館の耐震改修工事と監理業務委託料に5356万円を計上した。

 消防施設では防災行政無線デジタル化に工事費2億2452万円、防災行政無線親局設備と消防本部遠隔制御設備の更新費に1億6577万円を配分した。

 水道事業会計の資本的支出は1・6%増の10億2740万9000円。土地区画整理事業の進捗に併せ配水管の整備を推進し、浄水場の設備更新にも取り組む。また、事業の経営安定化を図るため水道ビジョンを策定する。

 下水道事業会計は46・4%増の38億7281万円。汚水管渠や雨水管渠の布設、未整備個所の管渠整備を実施するとともに、水処理センターの再構築・耐震補強を推進する。

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