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山梨県笛吹市

広場整備に8億盛り直す 笛吹市が新年度予算案発表

2020/02/20 山梨建設新聞

 笛吹市(山下政樹市長)は13日、新年度予算案を発表した。笛吹みんなの広場整備費8億1359万円、新道峠展望台整備費1億343万円、新山梨環状道路・関連道路の用地費など3億7350万円を計上した。老朽化が進む浅川中学校校舎の改修費8656万円も盛り込み、数年計画の大規模なリニューアルを始める。防犯対策として市内全保育園・児童館への防犯カメラ設置費4596万円も予算化する。

 石和温泉街に整備する笛吹みんなの広場については、昨秋に着工を予定していたが資材の高騰により入札が不調。その後資材価格が落ち着いたとの情報から4月に入札を行い、6月市議会で契約承認後、着工する。完成は来年6月末を見込んでおり、開園時には市主催でイベントを行う予定。会見で山下市長は「いろいろなところから面白い話が持ち込まれている。こういう(公園の)使い方をしてほしいという一つの見本を見せたい」と話した。

 新道峠の展望台も昨秋着工を見込んでいたが、国・県との協議や民地取得などに時間が掛かった。3月には入札を行い着工する見通しで、11月の完成を目指す。総事業費は1億8830万4000円を見込む。

 新山梨環状道路・関連道路の整備費は、側道の整備に伴う用地取得費や補償費がメイン。既存市道の代替道路の整備も計画に含む。整備中の環状道路1330m区間のうち、県と市とで役割分担して整備を進める。

 このほかに盛り込まれた予算は▽砂原橋架替および周辺道路整備1億7122万円▽石橋農工団地道路改良1億3560万円▽市役所庁舎・立体駐車場整備費(新年度分)3億9134万円▽公共施設総合管理推進515万円▽国土強靱化地域計画策定42万円▽内部情報系システム(財務・人事)構築385万円▽Net119緊急通報システム整備101万円▽水難救助資機材購入146万円▽ICT関連機器導入5901万円▽県営畑地帯総合整備事業1億3357万円▽企業立地促進助成8679万円▽全国鵜飼サミット・イベント関連費850万円-など。

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