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JSCA埼玉が工法・技術製品セミナー開く

2020/02/20 埼玉建設新聞

 日本建築構造技術者協会関東甲信越支部サテライトのJSCA埼玉(矢沢秀周代表)は14日に工法・技術セミナーを川口市民ホール(フレンディア)で開催した。冒頭に矢沢代表は「今回は4社に発表していただき、みんなで勉強して、持ち帰っていただければと思います。また名刺交換などを通じて懇親を深めてもらえればと考えています」とあいさつした。

 発表ではまず伊田テクノス㈱が登壇。地盤の振動を抑制するWIB工法について説明した。剛性の高いセル形式構造体(WIB工)を地中に作り、環境振動や地震の揺れを低減。振動対策、液状化対策、不同沈下対策の効果を同時に発揮するため、トータルコストを低く抑えられるという。

 続いて㈱構造システムは構造設計分野におけるBIM活用のため、建築基準法などに準拠し構造設計をトータルにサポートする高機能一貫構造計算ソフト「BUS―6」などについて説明。さらにBIMデータのクラウド化や、審査機関でのBIM運用などこれからの展望についても語った。

 ㈱三誠は柱杭一体工法ECS-TP工法の適用事例、特徴、メリットを説明した。同工法はコンクリート基礎、地中梁をなくし、基礎杭と上部構造物を直接接続する。従来の基礎工法と比べて工事費・工期を大幅に短縮できるメリットがある。

 最後に㈱トーテックが環境パイル工法(SDGs)木杭を用いた建築・土木分野における木材の地中利用などを紹介した。地盤補強材として天然材料である木材を用いたエコロジーな工法で、環境に優しく施工性にも優れているという。

 セミナーではこのほかに岡部㈱がベースパック柱脚工法の新評定について情報提供した。

 終了後は会場を移動して懇親会を開催。会員と賛助会員らが情報を交換した。

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