壬生町は、２０２０年度当初予算案を公表した。一般会計の規模は過去最大となる前年度比８・７％増の１４６億４０００万円。普通建設事業費は４９・８％増の２５億７３００万円。新庁舎建設事業に１０億５２９３万２０００円、各種施設の長寿命化事業に８１０７万７０００円、小中学校施設改修等工事に１億８８２２万５０００円、２級町道５３号の壬生高校周辺道路拡幅に１億９０万５０００円を配分。新規では新庁舎建設関連事業や舗装長寿命化修繕計画策定、国谷駅前広場整備の都市計画変更図書作成や実施設計、バリアフリー化整備事業を盛り込んだ。（２面に主要事業の予算額）

　新庁舎は７月に着工予定。ＲＣ造３階建て延べ床面積約６６１１平方ｍ。建設地は壬生甲３８４１－１の町総合運動場Ｃ・Ｄグラウンド。１９～２１年度継続費に３８億２７９４万９０００円を設定。災害時の継続的な行政サービス提供のため、防災機能強化を目指す。

　各種施設の長寿命化では公園長寿命化計画策定事業に１２２８万円、公立学校施設長寿命化計画策定に２１９７万８０００円、とおりまち保育園の外壁・床改修等工事に１８１３万９０００円、中央公民館の南面外壁の防水工事等に２４２８万円、町立図書館の外部通路の雨漏り修繕等に４４０万円を配分。

　小中学校施設改修等工事では、藤井小学校、壬生東小学校、壬生北小学校、安塚小学校、南犬飼中学校のトイレ洋式化等を実施。２０年度で全小中学校のトイレ洋式化が完了する。

　新庁舎建設関連事業では、第２駐車場整備事業に６１３４万３０００円、周辺道路整備事業に３８０万円を配分したほか、文書管理適合化事業やネットワーク構築事業も実施する。

　舗装長寿命化修繕計画策定は４８０万７０００円を計上。道路長寿命化事業を活用した舗装修繕を推進するため、第２期舗装長寿命化修繕計画を策定する。

　国谷駅前広場整備では都市計画変更図書作成に１７７万９０００円、実施設計に９８８万７０００円を措置した。

　バリアフリー化整備事業は６２７万４０００円を配分。おもちゃのまち駅の東西の連絡を強化し誰もが安心安全で円滑に移動できるようバリアフリー基本構想を策定する。

　このほか、壬生東小学校のどんぐり児童クラブと壬生北小学校の北っ子児童クラブ建設に８９０９万７０００円。町道２－２７９号のバンダイミュージアム周辺道路の路盤改良に１０００万円。１級町道９号の北小林地区の道路拡幅に７８７５万２０００円。２級町道５６号の下稲葉地区の道路拡幅に１５００万円を計上した。

　水道事業会計の資本的支出は２１・２％減の６億６１４６万７０００円。下水道事業会計の資本的支出は１５億７８７８万７０００円。公共下水道事業特別会計と農業集落排水事業特別会計は地方公営企業法適用で下水道事業会計に移行した。