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埼玉県県央広域事務組合

県央広域事務組合が20年度予算を公開

2020/03/02 埼玉建設新聞

 鴻巣、桶川、北本の3市で消防・斎場業務を担う埼玉県央広域事務組合(管理者・原口和久鴻巣市長)は2020年度当初予算を明らかにした。2億9992万6000円にのぼる工事費を計上した北本消防署大規模改修について、3月にも3分離で一般競争入札を公告する方針。本契約は5月の臨時議会に諮る。さらに県央みずほ斎場についても大規模改修を計画。基本設計費800万円を盛り込んだ。

 北本消防署大規模改修は居ながら施工を想定。内容は屋上防水、外壁(石綿含有仕上塗材の除去含む)、建具、内装(床、天井、間仕切り)、全館電気設備(発電、動力、電灯)、全館機械設備(空調、換気、衛生器具、給排水、給湯)などを対象としている。

 同消防署(北本市緑3-396)はRC造2階建て、延べ床面積1147・08㎡。1973年に竣工した。諸室は事務室、仮眠室、食堂、シャワー室など。

 県央みずほ斎場の大規模改修は、屋上防水、外壁、空調などを想定している。年度前半に基本計画、後半には基本設計をまとめ、21年度に実施設計を実施。順調なら22年度の工事発注を見込んでいる。

 同斎場(鴻巣市境1143)の火葬施設は、火葬炉が人体用8基、動物用1基、産汚物・胞衣等用1基で、告別室1室、収骨室3室、霊安室1施設(2設備)の規模。待合施設は、和室4室(各室約50人収容)、洋室2室(同40人収容)、待合ロビー、売店を内包する。葬祭施設は、第1式場1室(120席)、第2式場1室(80席)、式場控室2室(各室約50人収容)、僧侶等控室2室。駐車場は、第1駐車場が乗用車113台とマイクロバス9台、第2駐車場が乗用車40台。

 建物はRC造平屋一部2階建て、延べ床面積約4900㎡で、1998年に竣工した。

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