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栃木県芳賀地区広域行政事務組合

芳賀広域予算、し尿処理施設集約化計画も、新斎場で環境影響評価

2020/03/04 日本工業経済新聞(栃木版)

 芳賀地区広域行政事務組合(組合長・石坂真一真岡市長)は、2020年度当初予算を編成した。一般会計は前年度当初比9%減の30億4819万円。新斎場の生活環境影響評価や整備に関する支援業務、し尿処理施設集約化計画策定業務を新規事業に盛り込んだ。

 新斎場の建設地は現地建て替えを含め選定中。用地決定後に生活環境影響評価や住民説明会など事務支援のためのアドバイザリー業務を発注する。

 現斎場(真岡市熊倉町字蓼沼原4961-2)は築42年が経過し施設全体が老朽化。火葬炉は普通炉3基と大型炉1基の構成。基本構想で2025年~31年度には現火葬炉数では需要に対応できないことが判明。新たな斎場を整備する方針を固めた。今年度は基本計画策定業務を火葬研(東京都千代田区)に委託。年度内に策定する見込みとなっている。

 し尿処理施設集約化計画策定業務は、第1環境クリーンセンター(益子町七井2430)と第2環境クリーンセンター(真岡市三谷780)の今後の整備方針を検討。し尿、汚泥の持ち込み量のバランスが変わってきている現状を踏まえ1カ所集約の可能性を含めた検討を行う。

 ごみ処理施設特別会計は前年度比10・3%減の8億3528万円。芳賀地区エコステーションや最終処分場エコフォレストの運転管理費や環境測定業務などの事業費を計上した。

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