関東地方整備局は5月16日に開催する第69回利根川水系連合・総合水防訓練において展示する「水防に関する技術」の出展技術28点を選定した。関東技術事務所が所管して、水防関係者や地域住民に水防に関する技術を紹介するもの。
総合水防訓練は群馬県千代田町赤岩地先の利根川左岸159km付近・河川敷で行う。
28技術のうち主な技術名称などは次のとおり。※▽技術名称(概要)=出展者名――の順
【水防資材】
▽越水止めスイノウ(半円形のフレキシブルな密閉容器を展張、注水し、水の重みで止水)=ナショナルマリンプラスチック
▽吸水式土のう(土を使わずに水に浸し、吸水後、土のうの代用品として使用)=トーハツ
【機械】
▽電源照明車(災害時の夜間活動時に照明と電源を供給)=日本機械工業
▽ハイドロサブ60(洪水の排水対策が必要な場所に設置して排水作業ができる・遠隔操作距離は最大2km)=帝国繊維
【情報】
▽危険水位到達管理システム・Iシェア(ソーラー電源を採用し、静電容量式水位センサーにより水位到達時には自動で関係者にメール発信)=岩田建設
▽屋外可搬型ネットワークカメラ・モニタリングミックス(現場の状況を遠隔操作、モニタリングが可能・水位計やAI機能と連動させ、メールやパトライトを操作)=アシストユウ
【救助避難】
▽水難救助艇・ウォーリー310(発砲ウレタン一体構造のため穴あきがなく、浮沈構造)=ミズノマリン
▽洪水・水害対策用避難タワー(河川氾濫時に避難する施設)=フジワラ産業