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常総広域事務組合が20年度予算にふれあいの杜空調更新費や守谷消防署の改修設計費

2020/04/03 日本工業経済新聞(茨城版)

 常総市、取手市、守谷市、つくばみらい市で構成される常総地方広域市町村圏事務組合(管理者=松丸修久守谷市長)の2020年度予算案が3月27日、原案どおり承認された。建設関係の主なものでは、常総ふれあいの杜の空調更新工事に7648万3000円、常総運動公園の自由広場照明改修工事に2983万2000円、同公園の温水プール改修に向けた実施設計に2178万円、守谷消防署のコンプレッサー室および車庫改修工事に2049万3000円、県南総合防災センターの耐火塗装改修工事に1441万円を盛り込んでいる。

 歳出の総額は65億9281万8000円で、前年度比6・1%(3億7671万1000円)の増。

 民生費では、障害者支援施設「常総ふれあいの杜」(常総市大生郷町1880、07年築、W造一部S造平屋、3121㎡)の全面的な空調設備の更新に取り掛かるため、工事費として7648万3000円を予算化。7~9月にも一般競争入札で発注する見通し。

 土木費では、常総運動公園(守谷市野木崎4700)内の主にサッカー場として利用されている自由広場(A面)の照明改修工事に2983万2000円。既存の街路灯を撤去し、現在のコンクリート柱の照明塔(2基)にLEDを増設するほか、新たに2基設置する計画。10月以降に一般競争入札で発注予定。

 またテニスコートでも、東側の7番コートの照明塔を増灯するため工事費403万7000円を配分している。

 さらに、室内温水プールの改修に向けての実施設計に2178万円を充当。主な施設は競技用プール(50m×7コース)や幼児用プール(3m×2m、水深55㎝)、シャワー室、更衣室、観覧席(188席)など。5月に指名競争入札で発注する見込み。

 消防費では、守谷消防署(守谷市御所ケ丘4-1-2)のコンプレッサー室と車庫の改修工事に2049万3000円、その設計監理に347万6000円。コンプレッサー室では高圧ガス充填機の更新、車庫では防水工と照明更新を行う。設計を5月にも指名競争入札で、工事を9月にも一般競争入札で発注するもよう。

 そのほか、守谷消防署の庁舎改修に向けての実施設計監理に972万4000円。2階の小会議室、大会議室の倉庫を浴室や女性用仮眠室にしたり、2階トイレを改修したりする計画。6月ごろ指名競争入札を執行予定。

 ほかに、消防施設の個別計画策定に684万2000円を設定している。

 総務費では、小貝川沿岸にある県南総合防災センター(取手市椚木103、01年築、RC造一部S造2階建て、延べ1116㎡)で、耐火塗装改修工事に1441万円とその設計監理に402万6000円。設計監理は4~6月に指名競争で、工事は10~12月に一般競争で発注する。

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