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茨城県霞台厚生施設組合

20年度予算/新ごみ処理施設建設で道路4、5工区に着手/還元施設は設計発注

2020/04/10 日本工業経済新聞(茨城版)

 霞台厚生施設組合は2020年度当初予算で、新広域ごみ処理施設周辺環境整備費に1億2500万円を盛り込んだ。組合周辺の道路改良を行う。全長約1㎞のうち約30mが石岡市道A5297号線、残りは小美玉市道玉21号線。


 本年度は4・5工区に着手する。4工区は4月中にも発注する見通しで、5工区は4月28日に開札する。1工区は㈱ツカヤ(小美玉市)、2工区は根崎解体工事㈱(同)、3工区は堺建設㈱(石岡市)が担当。

 また、新広域処理施設の整備に伴い廃止された「白雲荘」に代わる地域還元施設の整備を計画している。基本・実施設計に1848万円を計上。3日付で公募型プロポーザルを公告した。参加対象は県内に本店、支店、営業所を有するコンサルタント単体業者。委託限度額は税抜き1680万円。

 計画する地域還元施設(温浴施設)はLS造またはS造平屋1120㎡で、概算建設費は5億5905万円。

 22年度中の供用開始に向け本年度に設計をまとめ、21年度に着工する。

 そのほか茨城美野里環境組合跡地に整備する中間置き場(サテライトセンター)の簡易浄化槽整備工事に110万円、電柱移設工事に60万円を付けた。

 一般会計全体では、新広域処理施設整備に92億5317万1000円を計上したため、前年度比37・2%増の104億8550万円となった。

 新施設は21年4月の稼働開始に向け、日立造船㈱・極東開発工業㈱・株木建設㈱JVで施工を進めている。愛称は地元から募集し「霞台クリーンセンターみらい」に決定した。

 なお同組合の管理者は、今泉文彦石岡市長の退任に伴い、8日付で副管理者の島田穣一小美玉市長が職務代理者となった。

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