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茨城県笠間市

南友部平町線 橋梁上部工公告へ/52m製作・架設工/道路改良工、電柱移転も

2020/04/11 日本工業経済新聞(茨城版)

 笠間市は市道南友部平町線(市道(友)1321号線)の整備を進めている。本年度は平町で橋梁の上部工事などを実施する。橋梁上部工は4月中に公告し、6月議会での契約議案の承認を目指す。

 内容は製作工・架設工(52m、136t)。構造は鋼単純合成少数主桁橋で、合成床版。逆T式橋台2基、橋脚なし。橋長は52m、車道幅員6m、全幅11m。工期は19カ月を見込む。

 上部工の参加条件は下部工よりも地域指定を広く設定し、実績などを求めるもよう。

 なお下部工発注時の参加条件は、市内または県内隣接市町に本店を持つ土木A・Bの単体業者。

 さらに土木一式の元請完工高が5000万円以上で、2009年度以降の橋台または橋脚の新築工事の元請実績(RC造)などを求めていた。

 架設場所は北山公園(平町1416―1)付近の道路上。

 本年度は橋梁上部工のほか、道路改良工と電柱移転も計画。

 改良工は①延長420m、路盤工2500㎡、排水工330m、補強土工200㎡(4月中に公告)②延長100m、法面工2200㎡(第2四半期に発注)③延長560m、舗装工4000㎡、排水工230m(第3四半期に発注)―の3件。

 南友部平町線は、国道355号から北山公園を抜け、市道(友)2級4号線に至り県道杉崎友部線へ繋がる路線。計画延長2030mのうち530mは供用開始済み。21年度末の完成を目指し整備を推進する。

 橋梁下部工はA1を㈱進貢(石岡市)、A2を㈲清水工務店(笠間市)が担当した。

 設計は㈱エイト日本技術開発(本社・東京都)。

 20年度当初予算では、橋梁上部工事費に2カ年3億4170万円(20年度=1億3646万円、21年度=2億524万円)を設定している。


【図=南友部平町線位置図】

南友部平町線位置図

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