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茨城県水戸市

緑岡市民センター長寿命化/4分離で発注準備/内外装改修や空調更新

2020/04/14 日本工業経済新聞(茨城版)

 水戸市は緑岡市民センター長寿命化改修工事を今月中に建築・電気設備・給排水・空調の4分離で発注する。給排水のみ指名競争入札で、あとの3件は一般競争入札。内容は外装・内装の改修、屋上防水、機械設備、空調の更新(集中方式から個別方式への切り替え)、畳の張り替えなど。駐車場や植栽などの外構は含まない。


 設計は㈲ムーブ建築設計事務所(水戸市)がまとめた。

 緑岡市民センター(見川町2563)はS造平屋、625・28㎡。耐震補強は完了している。

 最初に公民館A(348・80㎡)が1975年に竣工。内部には講堂、会議室、調理室、トイレ(男女・障害者)を配置している。

 続いて89年に玄関、事務室、図書室、和室A・Bを擁する公民館B(276・48㎡)が出入口側に増築された。

 そのほか、1222㎡の敷地内には駐車場、駐輪場、物置A・B、倉庫A・Bを備える。

 市では市民センターの長寿命化で、本年度は緑岡のほか寿で改修工事、三の丸では実施設計を行う計画だ。

 寿は4~6月に工事を発注する見通しで、三の丸の発注時期は調整中。

 市の2020年度当初予算では、長寿命化改修事業に2億2500万円を設定している。内訳は改修工事に1億8700万円、実施設計委託に2600万円、初度調弁・附帯事務に各600万円。

 なお新型コロナウイルスの対応のため、工事の発注時期は変更される可能性がある。


【写真=緑岡市民センター】

緑岡市民センター

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