(仮称)古河消防署駅西出張所を建設する茨城西南地方広域市町村圏事務組合は、施工業者の選定について6月に一般競争を公告する。7月下旬の議決を経て本契約となる見通し。
駅西口周辺は住宅などの建物が密集している地域。以前は消防本部が西口に位置していたが、移転したことに伴い、地区住民からの要望を受け新築することとなった。
建設地は古河市本町1-4437-17で、敷地面積は897・81㎡。県道野木古河線に面した旧ガソリンスタンドの跡地。更地となっていた民有地を古河市が取得した。
施設規模はS造2階建て、延べ410・94㎡を見込む。1階は車庫や事務室、食堂、書庫、倉庫。2階には仮眠室、多目的室、女性職員スペース(仮眠室、浴室など)、洗面所(浴室含む)、非常用発電設備(20VA)などを備える。
車庫については消防車1台を配備する予定でいるが、将来的に救急車の導入も想定し消防車、救急車それぞれ1台分のスペースを確保する。本体工事は2021年秋ごろまでに済ませ、その後指令装置の設置工事などを行い12月完成を目指す。
設計者は㈱カトウ建築事務所(本社=千葉県千葉市)。
【図=完成予想図】