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埼玉県川口市

川口市が浄配水場で流量計など更新

2020/05/28 埼玉建設新聞

 浄配水場施設の更新を進める川口市は、2021年度以降に上青木・神根浄水場、石神配水場で流量計などの更新を予定している。「アクアプラン川口21~第3次川口市水道ビジョン~」に基づいて実施。神根浄水場は22年度、上青木浄水場と石神配水場が21年度を工事完了時期として設定している。8月をめどに各設計業務で概算工事費を算出し、順次予算要求を行う。各設計業務はすべて21日に通知しており、6月5日に開札する。

 上青木浄水場ではB系配水流量計を更新する計画。既設仕様はφ700電磁流量計(1時間当たり0~6000)とフランジアダプターφ700、流量計室の内径が縦2440㎜×横2300㎜×高さ2000㎜。更新後の各仕様は、既設と同等以上を求める。

 設計では流量計室天板・鉄蓋の維持可能性を考慮した更新、また異種金属接触などによる腐食対策について検討することとしている。

 神根浄水場は自家発電装置を更新する予定。対象設備は正門を入って左側に位置する配水ポンプ棟内の自家発電機室に設置している。

 既設自家発電機の仕様は▽自家発電機=定格容量1250kVA(1000kW)、電圧6600V、周波数50Hz、力率80%遅れ、3相、屋内定置式、電気式始動▽三相交流同期発電機(横軸円筒回転界磁形)=CFC-D形式、1250kVA、力率80%遅れ、電圧6600V、3相3線、周波数50Hz、回転数1500rpm、連続定格、自由通風自力式冷却、解放保護形(JP20)、4極F種、ブラシレス励磁方式▽単純解放サイクル1軸式ガスタービン=MIA-01形式、定格出力1520PS(40%)、回転数タービン主軸22000rpm・出力軸1500rpm、特A重油使用――。

 既存の電気設備は各1面で屋内閉鎖自立型。外形寸法については、発電機盤と補機盤が幅800㎜、高さ2300+50㎜、奥行き2000㎜、自動始動盤は幅900㎜、高さ2300+50㎜、奥行き2000㎜。直流電源装置盤は幅1000㎜、高さ2300+50㎜、奥行き1800㎜で、充電装置が入力3相の200V、DC60V-600AH・HS-E蓄電池を使用。そのほか補機類や監視制御設備など付随設備を有する。

 石神配水場では、県水入水流量計(新三郷系)の更新を見込む。対象は敷地中央部に配置した流量計室内の新三郷系φ700電磁流量計(0~4000/時)と変換器収納盤となる。

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