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国土交通省北陸地方整備局(建設),その他記事(民間)

日建連と北陸地整が働き方改革等で意見交換

2020/06/10 新潟建設新聞

 日本建設業連合会(日建連)と北陸地方整備局との意見交換会が8日に開かれ、働き方改革・担い手確保や生産性向上の取り組みについて意見を交わした。北陸地整では、本年度に建設キャリアアップシステム(CCUS)義務化モデルを1件試行するほか、週休2日の取得推進へ発注者指定型で100件以上を発注する見通しであることを伝えた。

 日建連では、働き方改革・担い手確保に関して、条件明示が十分でなかったため工事の遅延や一時中止が発生した事例を紹介。またアンケート調査では5割で「工期が短すぎる」と回答していることを説明し、週休2日の確保にも適正な工期設定、工程管理、柔軟な設計変更を要望。

 北陸地整では、本年度から適切な工期の確保へ全工事で入札公告時に条件明示チェックリスト、工事工程表を開示。週休2日の確保では、発注者指定型で100件以上を発注するほか当初の設計段階で4週8休を前提とする。また技能者の処遇改善にはCCUSモデル義務化工事1件を発注し、モデル工事を通じて具体的な課題や効果を検証することを説明した。

 日建連の宮本洋一土木本部長は「新型コロナウイルスだけではなく、建設業も新しい働き方を作っていかなければならない」とし、北陸地整の吉岡幹夫局長は「一緒に取り組み、改革を進めていく」と応じた。

 そのほか意見交換では生産性向上へプレキャストの利用促進、新技術の活用などでの取り組みや課題を共有した。


【写真=テレビ会議で意見交換】

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