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県央基幹病院の新築工事12月議会めどに発注

2020/06/11 新潟建設新聞

 新潟県は6月定例県議会に提出する補正予算案で、県央基幹病院新築事業に3195万9000円を追加する。建築工事に係る本年度分の事業費として計上したもので、補正予算の承認後、早々に入札手続きを進め、12月議会で工事請負契約の承認を諮る。

 三条市上須頃地内の敷地4万2503㎡に建設する同病院は、病床数約400床を備えた9階建て、延べ床面積4万2742㎡の規模を計画。2023年度中の開院を目指す。

 同病院新築事業には、18~23年度までの5カ年の継続費220億8348万2000円が設定されており、建設地では造成工事も進められている。設計は佐藤総合計画・基設計JVが担当している。

 建設工事の発注は、当初19年度中を想定していたが、基本計画を策定した16年度から人口や入院患者数の減少など医療需要が変化したため計画を再検証し、病床数を当初計画の450床から400床に縮小した。縮小に伴う空きスペースについては個室化を進める方針で、当初計画の床面積は変わらない。また本年度当初予算では、計画見直しによる部分的な設計変更等に要する概算の経費として2544万7000円を計上していたが、今後、事業を進める中で執行を検討する。

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