笛吹市御坂町下黒駒地内で実施している畑地帯総合整備事業(黒駒西地区)で、県峡東農務事務所は「農道10号橋梁および道路工事」について、橋梁工事と道路工事を分けて発注する方針を固めた。当初は一括発注する計画だったが、速やかな施工と事業効果の早期発現を目指し分割する。両工事ともに17日の公告を予定していたが、内容の見直しが必要になり延期。近日中に公告する方向で調整している。
現場は国道137号「若宮」交差点の南西約100m。傾斜がきつい場所にモモやブドウの果樹園が広がるほか、ラブホテルがいくつか並ぶ。農道10号は南側から坂を下るように整備が進められており、これまでの工区は八木沢興業が施工。橋梁部を含め設計は太陽設計、橋梁部の地質調査はサクセン山梨が担当している。
今回発注するのは、その続きとなる第2工区の道路改良・舗装および橋梁建設。当初は一括で発注する計画だったが、工期短縮を図るため橋梁工事を別発注することにした。道路改良は延長418m、幅員4m。橋梁は周辺を流れる馬場川に架ける計画で、橋長8mのPC橋を上下部ともに整備する。
【写真=農道10号の現場周辺】