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にいがた南区創生会議がバス交通結節点構想を提言

2020/08/27 新潟建設新聞

 にいがた南区創生会議(梅津繁明会長)は25日、中原八一市長にバス交通の利便性向上に向けた南区交通結節点基本構想を提言した。

 基本構想では、南区を北部、中央部、南部の3地区に分けて、各地区にバスの結節点となる拠点駅を設置し、路線バス等のアクセス性向上、近隣JR駅との連結強化を目指す。拠点駅は中央部では白根中心部全体を中央駅として位置付け、南区役所や上下諏訪木北地区の開発事業用地を拠点に、乗り換え拠点として中央駅北ゲート、南ゲートを設置。北ゲートは能登地内の消防署跡、南ゲートは白根学習館を想定している。北部では国道8号と新潟中央環状線が交差する上塩俵交差点付近、南部は国道8号と県道長岡・栃尾・巻線が交差する清水交差点付近への設置を計画する。

 梅津会長は「新潟市中心部から三条市までの交通が不便であり、改善しながら南区中心部に若い人たちが定住できるように拠点となるターミナルを整備し南区に戻ってきてもらう取り組み」として提言内容を説明。中原市長は「本格的な基本構想であり、貴重な提言。今後、交通結節点等の整備については、提言を踏まえて幅広い意見を聞き、整備に向けて検討をしていきたい」と応じた。

 同日に新潟交通へ提言書を提出したほか、来月1日には三条市長へも提言を行う。


【写真=中原市長(左)に提言】

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