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新潟県土木部

ICT活用工事実施状況19年度は38件試行

2020/08/28 新潟建設新聞

 県土木部は10日までの2019年度、20年度のICT活用工事の取り組み状況をまとめた。19年度中に発注された工事では38件でICT技術を活用した施工が進められているほか、20年度は同日までに5件でICT技術を活用している。

 19年度中にはICT活用試行対象工事として新潟県全体で237件、うち地域整備部、砂防事務所では193件が、受注者希望型のICT活用工事として発注されており(本紙調べ)、活用工事ではUAV、TLSによる3次元起工測量、出来形やMCバックホウなどICT建機による施工をはじめ、河床掘削工などで施工履歴データを用いた出来形管理などが行われている。

 18年度の30件から試行件数は増加しているほか、県土木部がことし5月~6月に実施した建設企業意識調査では、18年度調査と比べてICT活用工事に取り組み意欲を見せる回答が増加している。

 20年度は同日までに県全体で49件、うち地域整備部で47件が試行対象工事として発注されている。このうち発注者指定型となる国道253号(三和安塚道路)今熊プレロード盛土(その2)工事や国道403号三条北道路改良その2工事は、今回公表分含まれていないほか、阿賀野川釣浜地区広域河川一級築堤(その1)工事(9月15日開札)と築堤(その2)工事も指定型により発注されることから、現在、協議中の工事を含めてさらに増加する。

 なお新潟県以外にICT活用工事の試行に取り組む新潟市では19年度中に4件で取り組んでいる。

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