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栃木県南那須地区広域行政事務組合

南那須広域、那須南病院空調改修を計画、21年度早々に工事発注へ

2020/09/17 日本工業経済新聞(栃木版)

 南那須地区広域行政事務組合(組合長・川俣純子那須烏山市長)は、那須南病院(那須烏山市中央3丁目)の空調設備改修工事を計画している。ボイラーや冷温水発生機、冷却塔、自動制御設備の更新を予定。9月補正予算案に実施設計費を計上し、10月に委託者選定の入札を執行する方針。来年3月まで実施設計をまとめ、工事は2021年度早々に発注。11月までに完了させる考え。概算工事費は約2億円を見込んでいる。

 那須南病院の建物はRC造地下1階地上5階建て(塔屋1階)、建築面積3550・3平方m、延べ床面積9548・07平方m。主な施設は既存棟が1989年、増築棟などが1996年に竣工。これまで屋根外壁の防水工事などが行われている。

 組合では今年2月から3月に病院設備延命化支援業務をAIS総合設計(宇都宮市)に委託。2014年度に実施した設備劣化診断を基に、重要設備機器の劣化状況の確認や延命化の検討を実施。緊急性が高い設備の改修を行う方針を固めた。

 各設備の耐用年数、交換する部品調達や応急措置の困難性などを考慮して全面的に更新する。蒸気ボイラー、冷温水発生機、冷却塔をそれぞれ2基更新し、自動制御設備一式を入れ替える。工事発注後、各機器の納入期間をとって秋頃に据え付け工事を実施する予定。

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