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茨城県竜ケ崎工事事務所

相橋架け替え推進/21年度に取付道路工など/北浦川河川改修

2020/10/13 日本工業経済新聞(茨城版)

 県竜ケ崎工事事務所河川整備課は一級河川北浦川の河川改修で、相橋の架け替えに伴い、2021年度にも取付道路工と迂回路撤去の発注を計画している。また橋梁の下部工と上部工を推進し、21年度中の供用開始を目指す。その後、相橋から上流側の約800m区間の河川改修を進めていく考え。

 取付道路は相橋の前後で合計100m程度を見込む。幅員は10mとし、片側歩道の2車線を想定。また両側にふた付きのU字溝を整備する。迂回路は橋長8m、幅員14mの鋼桁で、橋台はH鋼杭で構成する。橋面は覆工板。

 北浦川は、取手市山王付近の源から同市小文間の戸田井排水機場で小貝川に合流する一級河川。流域の市街化に対応するため河川改修を計画。1991年度からは同市宮和田地内に架かる大正橋から上流側約2㎞の改修を推進している。

 総事業費は71億7000万円を見込む。進捗率は2019年度末時点で25%。

 これまでに大正橋~相橋までの1・2㎞が概成し、相橋の架け替えに着手。架け替えの事業費は5億400万円を想定し、進捗率は84・2%(19年度末時点)。

 新しい相橋の形式は単純PCプレテンション方式ホロー桁橋で、躯体は逆T式橋台。橋長は21・2mで、幅員10m。中堀工法で、杭は左岸が12本、右岸が8本となっている。

 下部工の橋台は増川建設㈱(龍ケ崎市)が施工しており、護岸工とボックスカルバート工も行う予定。上部工は9月29日に一般競争入札を公告した。開札予定は10月26日。

 設計は三井共同建設コンサルタント㈱(東京都品川区)がまとめた。


 【写真=位置図】

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