記事

事業者
群馬県前橋市

前橋市が富士見町に新たな配水施設建設

2020/10/17 群馬建設新聞

前橋市は富士見町石井に、新たな配水設備として上柴配水池の建設を計画している。老朽化した小原目浄水場の代替施設として整備するもので、2021年5月末までに設計をまとめるよう業務が進行中。22年度以降に工事をスタートさせる。

基本計画によると建設予定地は、富士見町石井の石井三区ふるさと公園周辺。容量350立方mの規模で、構造はステンレス製を想定している。老朽化による劣化が確認されている小原目浄水場を同施設へと切り替え、水道施設の効率的な再編成を進めるねらい。

工事内容は、配水池本体と、付帯する設備となる。設備は池への流入部および流出部の流量計設置などが見込まれている。両工事を分割発注とするかは、今後の検討事項となっている。

設計は協和設計事務所(前橋市)が担当。20年度に導入したフレックス工期による業務となっており、21年5月26日の履行期限が設定されている。

設計で施設内容の詳しい検討や現地の地質調査を実施。21年度は成果品の精査を行い、22年度以降に工事発注を行うながれとなっている。

老朽化している小原目浄水場は、新施設が完成した後に解体する方針。跡地の活用方法などは未定している。

工事は水道事業の水道施設更新事業の一環。同事業は、水系見直しや施設統廃合、施設の増強などを考慮した施設整備に取り組んでいる。上柴配水池のほかに、耐震補強および機能強化を目的とする荻窪受水場の築造工事が進行中。また、総社浄水場と中之沢浄水場についても更新が検討されている。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら