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茨城県龍ケ崎市

用水路でボックス工/造成や橋梁架設も計画/佐貫3号線整備

2020/11/05 日本工業経済新聞(茨城版)

 龍ケ崎市道路整備課は、都市計画道路佐貫3号線の整備で用地取得を進めており、2021年度にも若柴町地内の馴柴用水路でボックスカルバート工に取り掛かる。順調ならば22年に盛土や切土などの造成工事に着手する予定。道路新設を推進し、25年度の開通を目指す。

 ボックスカルバートの断面は内径で横2900㎜×高さ2100㎜を想定しており、18・5m敷設する計画。函渠と道路の詳細設計については㈱協和コンサルタンツ茨城営業所(龍ケ崎市)が担当した。

 また、本年度は江川に架設する橋梁の詳細測量・設計を進めており、同じく協和コンサルタンツが来年3月末をめどにまとめる。

 事業費は20年度に1億5600万円、21年度に2億400万円、22年度に4億1200万円を試算している。

 佐貫3号線は、JR龍ケ崎市駅(旧佐貫駅)の周辺地域整備の一環として進めており、駅から北竜台市街地や牛久市方面へのアクセス性の向上を図る。

 全体延長は、駅東口前から線路沿いを北上し、若柴町地内の県道八代庄兵衛新田線と広域農道との交差点に接続する2030mを想定。

 幹線道路との平面交差3カ所、区画街路との平面交差1カ所としている。

 このうち駅前から佐貫4丁目までの1130m区間は供用しており、幅員は12mで、両側歩道の2車線となっている。残りの佐貫4丁目~県道との交差点までの900m区間は幅員12・5m程度を見込む。

 用地取得は新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえながら、適宜実施していく方針。

 取得状況を見て、工事の実施箇所と時期を検討する。

 なお、ことし1月には安全性などを確保するため、線路沿いを北上する経路(L約2180m)から、若柴町地内の中を通る経路に変更している。


 【写真=計画図】

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