記事

事業者
千葉県富津市

URリンケージを選定/富津市/資産売却の民間委託/可能性調査と売却支援

2020/11/13 日刊建設タイムズ

 富津市総務部資産経営課は12日、公募型プロポーザルを実施していた「富津市公共資産売却業務包括民間委託」の選考結果を公表した。優先交渉権者にURリンケージ(千葉事務所・千葉市中央区新町24―9)を選定した。応募者は同社のみだった。未利用市有施設の売却による収入を確保するため、未利用資産の売却可能性調査等と売却支援業務を委託する。委託期間は、契約締結日から2023年3月31日までの3か年。

 同業務の提案限度額は、売却可能性調査等業務が372万9000円(消費税込み)だった。売却支援業務は、市が対象物件の公募売却を実施し、売買契約が成立した場合に、その都度、宅地建物取引業手数料に準じた委託料を支払う。

 委託料は、物件の売買代金の額(消費税抜き)により区分され、それぞれの委託料割合を乗じて得た額の合計金額が上限となる。委託料割合は、売却金額200万円以下の場合が100分の5・5、200万円を超え400万円以下の場合が100分の4・4、400万円を超える場合が100分の3・3。

 売却可能性調査等業務では、対象物件(土地・建物)について売却可能性調査を行い、市に調査結果を提出するとともに、ヒアリングシート、物件説明資料などを作成。住宅事業者、施設事業者などにヒアリングを実施し、需要動向をまとめる。また、物件内容の分かる現地看板を製作し、設置する。

 一方、売却支援業務は、市の作成する入札案内書について、必要に応じて助言を行うとともに、入札希望者に対して物件の内容、一般競争入札制度、市有財産売買契約書の内容などを説明。一般競争入札、売買契約締結に際して必要な業務の補助などを行う。

 対象物件は全部で17件で、概要は次の通り。

【土地】

 ▽下飯野224番=宅地683㎡▽大堀四丁目11番4、7=宅地359・75㎡▽青木1561番1=宅地1434・99㎡▽旧市営住宅(大明神東)(富津1136番70)=宅地139・44㎡▽二間塚1639番21=宅地122・84㎡▽旧家畜診療所(佐貫84番1)=宅地830・44㎡(土地のみ)▽富津980番6=宅地1666・99㎡▽千種新田227番1ほか=山林5576㎡▽富津982番1=雑種地473㎡▽二間塚1242番3ほか=雑種地704㎡▽富津2405番14~17=原野679㎡▽岩瀬739番5=雑種地5723㎡▽岩瀬739番17=雑種地3339㎡▽岩坂311番2ほか=水道用地1678・07㎡

【建物付き】

 ▽青堀分館(大堀二丁目1番2~4)=宅地、雑種地947・64㎡▽旧1分団4部詰所(富津1136番38)=山林(宅地)455㎡▽竹岡175番96=水道用地322㎡

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら