記事

事業者
山梨県峡東建設事務所

一之瀬高橋橋梁建設で仮設ヤード着工へ 県峡東建設

2020/11/18 山梨建設新聞

 国道411号一之瀬高橋改築Ⅱ期事業(甲州市塩山一之瀬高橋地内)で県峡東建設事務所は、一之瀬高橋1・2号橋の建設に向け仮設ヤードの整備に着手する。現在用地買収を進めており、年度内の工事発注を目指す。同橋は今後建設する2号トンネルへ続くもので、来夏までに詳細設計を固め、本体工事に着手する見通しだ。

 同事務所道路課によると、現在交渉中の用地取得が順調に進めば、年度内に工事用道路や施工ヤードの整備工事を発注する方針。付近を流れる柳沢川をわたる仮設道路などを整備するもので、今後工事内容やロットなど詳細を固めるという。

 橋梁は2号トンネルを、はさみ両側に建設する。丹波山村側に設置する1号橋は、鋼単純箱桁橋で橋長は59m程度を想定。詳細設計をオリエンタルコンサルタンツが作成している。甲州市街地側の2号橋は、鋼単純合成鈑桁橋で橋長は35m程度を想定。三井共同建設コンサルタントが詳細設計を請け負った。いずれも来年7月ごろまでを設計工期とする。

 橋梁建設に続き建設予定の2号トンネルは、延長660m程度を想定。昨年度から建設技術研究所が詳細設計を作成しており、年度内に成果品が上がる見込み。事業化時に見込んだ同トンネル建設費は28億円。同トンネル建設後は丹波山村側に1号トンネル(延長960m想定)を建設する計画も控える。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら