那須塩原市は、一般会計に２３億２３４１万３０００円を追加する補正予算案（第８号）を編成した。防災情報伝達機器を整備する防災対策費に５億７５８５万５０００円を計上。那須塩原クリーンセンター長寿命化計画策定等業務委託に限度額３６００万円の債務負担行為（２０２０～２２年度）を設定したほか、新庁舎の建設用地取得費を措置した。

　防災対策費は防災行政無線の発信電波塔の設置工事に約４億円、戸別受信機の設置に約１億円を配分。ほぼ全額を繰越明許費とし、主に塩原や板室地区を対象に整備する。

　新庁舎の建設用地取得関係費は８億９３２６万５０００円。ＪＲ那須塩原駅北側の前弥六南町の敷地約２万５０００平方ｍを取得する。那須塩原駅北土地区画整理事業の保留地と合わせて約３万平方ｍの建設用地を確保する。

　農村基盤施設整備事業で三本木・佐野地区の農業用排水路の補償費１００万円を措置。債務負担行為は那須塩原クリーンセンター（蟇沼）のほか、一般廃棄物最終処分場管理運営包括的業務委託に３億１３５０万円（２０～２５年度）、タブレット端末配備完了後の教育ＩＣＴ支援業務委託に５６２５万円（２０～２３年度）を追加。

　また、ＪＲへ委託している市道豊浦佐野線佐野開墾踏切道拡幅工事の継続費を変更。２０年度分を補正前の２億１０００万円から１億４５００万円に減額補正した。補正により一般会計総額は６６８億９９４０万円となる。