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栃木市補正予算案、都賀文化会館解体に2.9億、国体会場設営撤去に1.6億

2020/11/25 日本工業経済新聞(栃木版)

 栃木市は、2020年度一般会計第7次補正予算案を編成した。債務負担行為は都賀保健センター・都賀文化会館解体工事に2億9730万6000円、国体ボート・カヌー競技会場設営及び撤去委託に1億6286万6000円、高機能消防指令センター情報系設備更新委託に5940万円を追加。都賀保健センター・都賀文化会館解体工事監理委託は補正前の205万7000円から491万7000円に増額した。期間はいずれも21年度。

 保健センターと文化会館解体撤去後は、都賀町原宿に都賀総合支所複合施設を新設する。補正前の解体費は保健センターが2897万4000円、文化会館が1億716万2000円の計1億3613万6000円。両館解体費を1億6117万円積み増した。

 県単独農業農村整備事業の栃木は5200万円(測量設計委託500万円、施設整備工事4050万円、団体営土地改良事業補助金650万円)。測量設計と施設整備工事は農道補修(寄居町)と奈良田川ネットフェンス修繕(皆川城内町)に配分する。

 工事費は農道補修が延長680mで3600万円、奈良田川は倒壊したネットフェンス延長600mの修復で450万円。補助金は国府土地改良区の樋門改修に充てる。市単独農業農村整備事業の栃木は滝ノ入地区水路延長116mの補修に455万4000円。

 団体営土地改良事業補助金の岩舟は1331万円。大岩藤土地改良区の第1揚水機場ポンプを改修する。大平は385万円。大美間土地改良区の農業用横断水路を改修する。藤岡は332万7000円。藤岡土地改良区の揚水機ポンプ2カ所を改修する。

 部屋南部地区かんがい排水事業県営水利施設整備負担金は1000万円。防災重点ため池ハザードマップ作成委託は535万7000円。市単独土地改良事業補助金の藤岡は233万8000円。藤岡土地改良区の揚水ポンプ5カ所を改修する。

 農業施設災害復旧工事は407万円で、揚水堰(柏倉町)を改修する。災害復旧市単独補助金は835万8000円。市土地改良区の永野川取水堰補修(梅沢町)、牛落堰土砂撤去(星野町)、永野川取水口土砂撤去、永野川用水路復旧(以上鍋山町)を実施する。

 台風19号災害の個人所有住宅崩土等除去敷地復旧補助金は2500万円。市内全域の被災住宅の敷地復旧が助成の対象。1件当たり20万円の補助を125件分計上した。家屋損壊修復工事が一段落したため、敷地の復旧に軸足を移す。

 市営住宅リフレッシュ事業は城内南第2市営住宅1号棟(城内町2丁目)の外壁改修工事に2296万8000円。都市計画道路3・4・203号今泉泉川線道路拡幅工事(今泉町1~2丁目、日ノ出町)は1500万円。

 大平公民館空調設備更新工事(大平町蔵井)は999万9000円。ロビーに置き型エアコン3基を設置する。市総合体育館屋根防水改修工事(川原田町)は796万4000円。雨漏りがするため、防水シートを張り替える。

 市民交流センターラウンジ改修工事(入舟町)は498万3000円。1階を改修し、市民活動推進センターの拠点に活用する。大平運動公園さくら球場設備改修工事(大平町真弓)は270万6000円。本部室、放送室、審判室の空調各1基を更新する。

 河川水路清掃委託は市内7カ所に350万円。シビックセンター開設準備LAN配線工事(河合町)は105万6000円。万町に立地する蔵の街観光館は電気設備改修工事74万4000円、維持補修28万5000円、山車会館維持補修29万4000円。

 聖地公園維持補修(皆川城内町)は143万3000円。瀬河原用水路護岸修繕は69万3000円。工事に先立つ物件移転補償は市道43386号線道路改良(都賀町合戦場)が1300万円、市道1033号線交通安全施設整備(大宮町)が750万円。

 第7次補正予算案の総額は7億1136万7000円。市議会定例会開会予定の27日に上程し、最終日の12月16日に可決の見通し。

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