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茨城県厚生総務課

県厚生総務課が保健所機能強化事業で筑西保健所を合庁に移転

2020/12/08 日本工業経済新聞(茨城版)

 県厚生総務課は、新型コロナウイルス感染症対策を徹底するため保健所の機能強化に取り掛かる。開会中の12月議会に上程している補正予算案には、事業費として1億8236万円を盛り込んでいる。まず、県内に9カ所ある保健所のうち、最も古い筑西保健所(筑西市甲114)を、筑西合同庁舎(筑西市二木成615)に移転するための庁舎改修に約1億2800万円。

 筑西保健所は1968年築、RC造3階建て、延べ床面積1266㎡。老朽化が著しく、駐車場が狭いため、筑西合同庁舎の1階入口近くの展示スペースや他の階の空きスペースを、執務室や相談室に改修して移転する。予算額は約9300万円。

 そのほか、駐車場増設(40台程度)に約2700万円、その設計委託料に約500万円を配分。補正予算案が可決されれば、設計を来年2月にも指名競争入札で発注し、3カ月の履行期間で策定する。工事は6月ごろ一般競争入札で発注となる。

 なお、移転後の旧筑西保健所は解体撤去する方針。

 また、中央保健所(水戸市笠原町993-2)、ひたちなか保健所(ひたちなか市新光町95)、日立保健所(日立市助川町2-6-15)の3カ所に医療用資機材保管倉庫を整備するため、約2100万円を予算化している。

 中央と日立は既存の調理室を、ひたちなかはテニスコートを改修する。順調ならば年明けにも一般競争入札を公告する。

 さらに、老朽化している潮来保健所(潮来市大洲1446-1)、竜ケ崎保健所(龍ケ崎市2983-1)、土浦保健所(土浦市下高津2-7-46)、つくば保健所(つくば市松代4-27)、古河保健所(古河市北町6-22)の5カ所については、再整備に向けての基本計画策定に着手する。予算額は1カ所当たり350万円。


【①筑西保健所②土浦保健所】

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