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山梨県峡東建設事務所

1月下旬公告を予定 山梨市三富の崩落対策

2020/12/26 山梨建設新聞

 県峡東建設事務所は山梨市三富下釜口地内の災害対策として実施している「若林急傾斜地崩壊防止工事」について、来年1月下旬にも一般競争入札を公告する。土砂崩落の恐れがある傾斜地に、よう壁を整備する内容。現在施工中の現場が終わるのを待ち、着工する。

 現場は福祉施設「山梨市三富デイサービスセンター」(三富下釜口454)の近く。山あいの中山間地で、近隣には数多くの家屋が並ぶ。ここに重力式よう壁を整備し土留めとするとともに、土砂崩落による被害を防ぐ。よう壁の高さは3・5~5m。全体で3カ所程度、計240mにわたり整備する計画だ。

 昨年度に初弾工事が発注され、広瀬土木が担当。よう壁を37m程度整備する内容で、現在も工事が続く。設計は建設コンサルタントセンター。同事務所河川砂防管理課によると、来年度以降も数回に分けて工事を進め、2025年度の完成を目指す。

 次の工事は来年1月20日ごろの公告を予定。積算中だが高さ5mのよう壁を40~50m程度整備する見込み。現場条件から現在実施中の工事が完了した後に、現場に入る。工期は同年10月末を予定している。

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