県峡東建設事務所は、笛吹川フルーツ公園の長寿命化計画を見直す。定期的に修繕を行うことで長持ちさせることができる「予防保全型」の設備について、本年度から健全度調査を開始。新年度中に調査結果をまとめる。今回の調査結果は2029年度までの修繕計画に生かす。
同事務所都市計画・建築課によると、同計画はおおむね5年ごとに見直しを行い、健全な施設の維持やコスト縮減につなげる。同公園には細かな道路設備なども含め1000以上の施設や設備があり、そのうち予防保全型に当たるのは67。32の建物、遊具、橋梁のほか変電設備もこれに含む。
同課は昨年11月、エイト日本技術開発に施設の劣化度や修繕の必要性などについての調査を依頼。ことし7月までを期限に成果品を求める。このほか、同公園の防災拠点としての機能についても同時期に現況調査を実施しており、機能拡張や修繕を検討する上での基礎資料とする。
また同課は同公園に災害時の水源となる井戸の整備も検討しており、現地調査を進めている。