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茨城県坂東市

地域利便施設で設計/猿島公民館は耐震補強工/21年度当初予算案

2021/02/06 日本工業経済新聞(茨城版)

 坂東市(木村敏文市長)は2021年度当初予算案の概要を発表した。主なものでは、圏央道坂東パーキングエリア(PA)との連携を目指す地域利便施設の整備に4656万4000円を計上し、設計などに着手する予定で、今後の検討委員会で詳細な内容を検討していく。また岩井中学校改修に6556万円を設定し、部室棟改築と渡り廊下屋上改修に取り掛かる。このほか猿島公民館耐震補強に4004万円、三本松中西線整備に6309万2000円を盛り込んでいる。

 地域利便施設は坂東PAに隣接する弓田地内に整備を計画。規模は休憩、情報発信、地域連携機能で約1900~2400㎡を想定している。設計などを含む検討委託に4136万円、スマートIC検討委託に484万円を配分する。

 岩井中学校の部室棟は現施設と同じ場所での改築を想定。構造はLGS造平屋を見込み、現状と同程度の部屋数を確保したい考え。整備は既存施設の解体、新施設建設の順で行う計画で、工事費に5280万円、工事監理委託料に286万円。また渡り廊下の屋上改修も予定しており、工事費990万円を充てる。

 猿島公民館は耐震診断の結果、補強工事が必要と判断され、災害時の避難所にも指定されていることから、補強対策を講じ防災拠点としての機能を確保する。工事費に3740万円、工事監理委託料に264万円。

 都市計画道路三本松中西線は辺田地内の坂東消防署前交差点から東の約290m区間で整備を推進。21年度は消防署東側の約180mで拡幅工事を計画する。

 道路関係では維持管理に2億7266万2000円を設定し、除草や舗装補修、冠水対策などを行う。また道路新設改良で1級路線に1億6100万円、2級路線に7267万3000円、その他の路線に4億1230万円を計上している。

 なお一般会計の総額は204億円で対前年度比1・3%(2億6000万円)減となり、2年連続の減額編成。普通建設事業費は13億2041万3000円で、市民音楽ホール空調改修や放課後児童クラブ中川館整備などの完了により同11・0%減となった。

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