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茨城県土浦市

土浦市が21年度当初予算案に道路新設改良費5・5億

2021/02/23 日本工業経済新聞(茨城版)

 土浦市(安藤真理子市長)の2021年度当初予算案の概要が発表された。主なものでは、道路新設改良事業に5億5000万円、橋梁耐震対策・長寿命化修繕事業に2億9295万8000円、荒川沖木田余線(Ⅰ期)整備事業に2億1780万円のほか、新規事業では同線(Ⅱ期)に5950万円、新治運動公園修繕の実施設計に2393万9000円、小中学校の長寿命化改良設計などに2364万5000円、土浦幼稚園の実施設計に2010万2000円を盛り込んでいる。

 一般会計の総額は497億2000万円で、前年度比1・9%の減。投資的経費は同比50・8%の大幅減となった。要因は汚泥再生処理センターや給食センターの完了。

 予算案を審議する市議会は、3月2日から23日まで開かれる。

 まず道路関係では、新設改良工事(24路線、L2730m)に4億3940万円、測量設計(17路線、L2538m)に5170万円を配分。

 橋梁では、東真鍋1号橋ほか2橋の耐震補強・長寿命化工事に1億8260万円、常磐線3号橋(二番橋)架け替えJR工事委託などに7460万8000円、新川5号橋ほか2橋の長寿命化設計に2255万円。

 国道354号から真鍋神林線までの3車線区間(L1300m)を4車線化する荒川沖木田余線(Ⅰ期)の改良工事(L580mとL160m)に2億770万円。

 新規となる真鍋神林線から県道土浦港線までの3車線区間(L630m)を4車線化する荒川沖木田余線(Ⅱ期)は、道路・橋梁の詳細設計や地質調査に5910万円。

 中貫白鳥線から北側のかすみがうら市境まで(L328m)の木田余神立線街路事業では、物件補償に1億8600万円、用地買収に5100万円。

 そのほか、常磐道土浦北ICと桜土浦ICの間への整備を構想しているスマートICについて、設置可能性調査委託に1390万円を計上。利用車両台数の推計や整備効果の検討を行う。

 学校関係では、長寿命化改良に向けての設計およびアスベスト含有調査に2364万5000円。対象は神立小の校舎と体育館(935万1000円)、土浦第四中の校舎(1429万4000円)。

 また、上大津地区統合小整備事業では基本構想策定に761万2000円。上大津東小と菅谷小を統合した施設分離型の小中一貫校を、27年4月までに土浦第五中の半径500m以内に建設する。

 新規事業では、幼保連携型の認定こども園土浦幼稚園の実施設計に2010万2000円、新治運動公園で多目的グラウンド人工芝化実施設計に2103万8000円と駐車場実施設計に290万1000円を配分。

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