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千葉県市原市

4か年総額29億円/八幡椎津線で横断施設/五井・島野は予備設計/市原市

2021/03/19 日刊建設タイムズ

 市原市は2021年度、都市計画道路八幡椎津線(平成通り)整備事業を推進する。同年度当初予算案において、平田地区の小湊鉄道立体横断施設整備に総額29億233万円の4か年継続費、また五井・島野地区の道路予備設計に総額2400万円の2か年継続費を設定した。

 八幡椎津線は、千葉市と木更津市を結び、八幡宿駅・五井駅・姉ケ崎駅の市内JR3駅周辺の各拠点を結節する都市幹線道路。緊急輸送道路の国道16号とのダブルネットワーク化により、大規模災害時の危機対応力の広域強化を担う最重要路線として、早期開通を目指している。

 継続費の年割額は▽平田地区立体横断施設=21年度6億6436万円、22年度12億7971万円、23年度8億2401万円、24年度1億3425万円▽五井・島野地区道路予備設計=21年度1100万円、22年度1300万円――となっている。

 また、継続費とは別に、平田地区の調査設計委託250万円、五井・島野地区の調査設計委託費600万円を確保。

 平田地区の立体横断施設は、線路下をアンダーパスさせるために設置。21年度早期に小湊鉄道と工事委託の仮契約を締結し、同年度6月議会で契約承認を求める。小湊鉄道からの工事発注となる見込み。また、用地取得を推進する。

 五井・島野地区では、用地買収の早期着手に向け、延長2・2kmを対象とした道路予備設計をまとめる。21年度早期の一般競争入札による委託を検討している。詳細設計については23年度に取りまとめる方針。

 22年度には千葉市との一体供用に向けた事業を推進する。具体的には、千葉市側の事業完了による交通需要増加を想定し、八幡地区で右折レーン設置等の交差点改良事業を行う予定。

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