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国土交通省江戸川河川事務所

江戸川河川の中川・綾瀬川治水協が堤防整備など実施

2021/03/18 埼玉建設新聞

 江戸川河川事務所の中川・綾瀬川流域治水協議会は第2回会合を書面開催し、流域治水プロジェクト(案)を提示した。氾濫をできるだけ防ぐ・減らすための対策では、中川下流部や新方川における堤防整備および河道掘削、排水機場の増強などを実施する。

 国が進めている取り組みは、中川下流部の堤防整備を優先して推進している。埼玉県は河積の拡幅を図るため、河道拡幅や築堤、河床掘削を、東京都では護岸整備、河床掘削、堤防などの耐震対策を行っている。

 排水機場の増強については、国が綾瀬川流域の浸水軽減に向けて、八潮排水機場の増強を計画している。埼玉県と三郷市では、大場川から江戸川に排水するための大場川下流域排水機場の増強を進めており、2021年度中の完了を予定。

 そのほか、埼玉県は新たな調節池整備として▽原市沼(原市沼川)▽小林(野通川)▽さきたま(野通川)▽上院(古隅田川)▽新和西上池(綾瀬川)▽岡泉(隼人堀川)--などに取り組む。

 協議会は同事務所のほか、埼玉県、茨城県、東京都、埼玉県内の沿川24市町、茨城県五霞町、東京都足立区・葛飾区・江戸川区--の32者で構成している。

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