宇都宮市は、(仮称)第2次市自転車のまち推進計画素案をまとめた。計画期間は2021~30年度の10年間。期間内に自転車走行空間72㎞延伸や交通結節点の駐輪場35カ所増設、モデルルート2ルートの設定を目指し、新規事業には森林公園でサイクルスポーツが楽しめる環境の整備、広域モデルルートの検討・設定を盛り込んだ。
目標値は自転車走行空間整備延長123・3㎞(現況値51・3㎞)、交通結節点の駐輪場整備箇所数87カ所(52カ所)、モデルルート設定数2ルート(0ルート)とした。
森林公園でサイクルスポーツが楽しめる環境の整備では、ジャパンカップのメイン会場である森林公園で年間を通じたジャパンカップコースの活用やコースの安全な走行環境の維持、マウンテンバイクコースの整備などを検討する。
広域モデルルートの検討・設定では、県や周辺市町、宇都宮ブリッツェン等と連携しながら走行環境や受け入れ環境の検討を進め、魅力的なサイクリング環境(モデルルート)の創出を図る。
LRT停留場付近の駐輪場は23年度にほぼ整備を完了させ、24年度から西側を検討する。
このほか、期間中に生活利用自転車ネットワークやサイクリングロード・サイクリングルート、バス停留所付近や中心市街地の駐輪環境の整備、鉄道駅周辺駐輪場の適切な管理運営・再整備、自転車ネットワーク維持管理に取り組む。