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新潟県新潟市

大山台ホーム建替え民営化へ22年4月に事業譲渡

2021/03/31 新潟建設新聞

 新潟市は、東区の特別養護老人ホーム大山台ホームと養護老人ホーム松鶴荘の民営化および建て替えを計画する。2022年4月に同施設の指定管理者である社会福祉法人愛宕福祉会に事業譲渡し、同法人が現地で建て替えを進める。新設される施設は5階建てを計画し、大山台ホームの定員100人分と松鶴荘の現在の利用状況に合わせた施設規模が想定される。

 市では両施設の民営化へ、13年度に施設の建て替え、事業譲渡を前提として指定管理者に愛宕福祉会を選定しており、22年4月に土地と建物を売却する。売却後、同法人が大山台ホームの管理棟を解体し、現施設の居住棟の運営を継続しながら跡地に新施設を建設。完成後、入居者、事務部門を新施設に移転し、残る大山台ホーム居住棟と松鶴荘を解体する。

 売却範囲は、東区大山2丁目地内の敷地2万5596・38㎡およびRC造2階建て、延べ床面積2142・18㎡の大山台ホーム。RC造2階建て延べ床面積3119・2㎡の松鶴荘。大山台ホームに併設されるデイサービスセンター大山台は、21年度末に閉鎖する。

 新年度には市が解体工事費算出のため解体工事設計を委託するほか、土地の売却に向けて不動産鑑定評価を実施。土地の更地価格から施設の解体工事費を差し引いた額で売却する。10月ごろに売却額を確定し、12月定例議に施設の廃止条例、および財産処分の議案を提出する。

【写真=建て替えられる大山台ホーム】

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