燕市は、工事現場等での快適トイレの設置促進に向け、新たに制度を設ける。4月1日以降に公告する入札から適用を開始する。対象は、当初設計額1億5000万円以上の工事で原則として設置を義務化する。または当初設計額が3000万円以上1億5000万円未満の工事で受注者が設置を希望する場合。
対象工事において仕様を満たした快適トイレを設置すると、その費用を工事費用に加算して契約する。1基当たり月額4500円を上限とし、1つの現場につき1基分を計上する。男女別で設置した場合は2基分まで計上できる。
県内市町村では、新潟市、糸魚川市に続く3番目の導入。
市議会12月定例会で快適トイレについての質問があった。これを受け鈴木力市長は「女性参画を含め、建設業界は担い手確保に苦慮しているので、すぐに実施しようと決めた。吉田トレーニングセンター(ビジョンよしだ)の大規模改修工事などの大型案件があるので、活用していただければ」とした。