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群馬県前橋市

前橋市が荻窪公園を2分割で指名

2021/04/03 群馬建設新聞

前橋市は荻窪公園(荻窪町530-1)の県道南ゾーン拡張事業で、月内にも基盤整備工事を2分割で発注する。側溝設置など雨水対策をメインとする分割1号と、盛土工による造成などに取り組む分割2号を計画。いずれも指名競争入札で発注する。

同公園は県道渋川大胡線南側の敷地6・1haを県道南ゾーンとして、拡張事業に取り組んできた。2020年3月補正で確保した工事費4000万円を活用して、これから2件の基盤整備工事を発注する。

分割1号は延長400mの側溝整備と、延長1000mの暗渠工を行う。側溝は幅300㎜のU字溝を採用。暗渠は主にφ150㎜、一部がφ250㎜となっており、塩ビの有孔管を敷設する。

分割2号は盛り土による造成工1800立方mがメインとなる。併せて、給水管や側溝、電線管などの整備を実施する。延長500mの給水管はφ15~50㎜のPP管を使用。側溝は幅300㎜で、延長200m分を設置する計画。電線管はφ50~65㎜のFEP管で、延長300mの敷設を予定している。

設計はいずれも日進工測設計(前橋市)が担当した。工期については両工事ともに6カ月を見込んでいる。

県道南ゾーンは自然とのふれあいがテーマとなっている。芝生の多目的広場をメインに、コミュニティー広場やつばき園、展望休憩場などを整備する計画。21年度中に多目的広場の基盤整備を完了、植栽や公園施設整備への着手を検討する。

21年度当初予算の荻窪公園整備事業は1885万円を計上している。内訳は整備工事1150万円、樹木伐採・伐根業務400万円、廃棄物処分業務200万円。当初予算分の発注は、国からの補助金交付状況を考慮しつつ調整する。

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