記事

事業者
新潟県佐渡市

新両津病院の基本設計で安井・ワシヅJVと随契

2021/04/07 新潟建設新聞

 佐渡市は、新両津病院の基本設計について、プロポーザル方式で特定した安井建築設計事務所・ワシヅ設計JVと2805万円で随意契約を締結した。履行期間は10月31日までとなる。

 新病院は、延べ床面積約5700㎡、1病棟60床、駐車場200台分程度を想定。同者はプロポーザルで、RC造3階建てで、特徴的な外観をはじめ廊下を短縮したコンパクトな配置で見通しやすい動線や地形を生かしたコスト削減方法などを提案している。

 本年度には実施設計および造成設計の着手も予定しており発注方法、発注時期について市では「基本設計の成果しだいで流動的」としているが、基本設計者と随意契約となる可能性が高い。本年度当初予算病院事業会計では実施設計に2カ年の継続費9155万3000円を設定。2021年度に4120万円、22年度には5035万3000円を充てる。造成工事設計は2カ年で1182万5000円を設定しており、21年度が644万5000円、22年度は538万円となる。

 また新年度に建設地となる両津文化会館の解体工事も予定しており、6月ごろの工事着手を視野に入れ、早ければ今月中にも公告される見通しだ。事業費には2カ年で7億1824万5000円を充てる。工事期間には約15カ月間を見込みアスベスト除去に6カ月、解体工事に9カ月を予定する。既存施設の規模はRC一部S造3階建て、延べ床面積3175・68㎡。設計は渋谷建築設計事務所が担当。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら