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新潟県上越市

設計施工一括で8月公告/城山浄水場の大規模改修

2021/04/09 新潟建設新聞

 上越市は設計・施工一括で発注する城山浄水場の大規模改修事業について8月にも入札公告する。事業期間には2022年度~25年度までを予定し、事業費に約50億円を想定。6月定例市議会で債務負担行為を設定する。


 城山浄水場(灰塚)は、合併前の上越市を中心に配水する市内最大の浄水場で、1968年の竣工から50年以上が経過し、長寿命化を図るため大規模改修を行う。改修対象は一部場外設備等を除く全ての機械設備と施設躯体。ろ過方式は変更せずに高速凝集沈殿・急速ろ過方式とし、処理能力は現在の水需要に合わせ、1日当たり4万立方(現在は1日当たり5万1000立方)に縮小する。

 本年度に事業者を選定し、2022年度に詳細設計、23年度~25年度の3カ年で機械・設備の製造と施工を行う。

 事業者の選定は1月まで提案書、入札等を受け付け、22年3月に公表する。

 50億円を試算する事業費は、6月市議会定例会で22年度から25年度までの債務負担行為を盛り込んだ補正予算を提案する考え。

 市は8月の事業者公募に向けて選定支援業務を指名通知。設計・建設費の算出、募集要項・要求水準の作成に着手し、7月にも実施方針を公表する。

 基本設計は中央設計技術研究所が担当している。

【写真=城山浄水場】

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