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茨城県水戸市

31億で22年度後半に/新斎場建設4200㎡を3カ年

2021/02/25 日本工業経済新聞(茨城版)

 水戸市は下入野町地内に建設する新しい斎場の基本設計をまとめた。概算工事費31億円で投じ、火葬炉や式場、待合室、駐車場、緩衝緑地などを整備する。施設はRC造(一部S造)2階建てで、延べ約4200㎡。2021年度は㈱桂設計・㈱団建築設計事務所JVが実施設計をまとめるほか、前面道路の整備工事を実施する。施設の建設工事は22年度後半に着手し、24年度中の供用を目指して3カ年で整備を進めていく。

 基本設計によると、建物はRC造・一部S造の2階建て、延べ床面積約4200㎡。敷地面積は約3万㎡。出入口は市道常澄6―0015号線(前面道路)に正・副門の計2カ所を設置する。施設は火葬・待合機能を火葬棟、式場を式場棟に集約し、両者をL字型に配置する。

 主な施設機能は火葬炉、炉室(4炉のほか1炉分の予備スペース)、告別・収骨室(3室)、待合室(洋室5室)、小式場、大式場、遺族控室、司祭控室、管理諸室、売店、車寄せ(屋根付き)、駐車場(268台)、バイク・自転車置場(15台)。

 事業スケジュールは、21年度に実施設計をまとめ、22年度後半に建築工事に着手する。外構工事は24年度中に計画。前面道路の整備工事は21年度と24年度に予定している。

 現時点の概算工事費は計31億円。内訳は建物工事に24億7200万円、火葬炉設備工事に2億300万円、外構工事に4億2500万円。このほか設計・工事監理費に1億4700万円、什器・備品に7700万円を入れた事業費は計33億2400万円と試算している。


【写真=建設予定地のようす】

建設予定地のようす

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