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茨城県龍ケ崎市,茨城県牛久市,茨城県稲敷市,茨城県つくばみらい市,茨城県阿見町

21年度県南地区大型土木事業まとめ

2021/04/22 日本工業経済新聞(茨城版)

 県南地区で2021年度に計画されている主要土木事業を取りまとめた。龍ケ崎市の佐貫3号線では、初弾工として馴柴用水路の箱型函渠工を8月ごろに一般競争入札で発注する。牛久市の駅西口歩道橋改修は屋根を設置するもので、10月以降に発注予定。稲敷市の新設工業団地へのアクセス道路となる1-22号線では、地盤改良工などを7~8月にも発注する。阿見町の寺子飯倉線は道路改良工を6月にも公告。つくばみらい市の東楢戸台線については、地盤改良工事を6~7月にも一般競争入札を執行して発注する見込み。

 【龍ケ崎市】

 ◆都市計画道路佐貫3号線=北竜台市街地方面や牛久市方面から龍ケ崎市駅へのアクセス向上のために整備する。全体延長は2030mで、このうちJR龍ケ崎市駅東口から佐貫4丁目までの1130mが供用済み。

 20年度は、佐貫4丁目から県道八代庄兵衛新田線との交差点までの900m区間の整備に向け、用地取得を推進。

 21年度は埋蔵文化財発掘調査や用地購入のほか、若柴町地内の馴柴用水路でボックスカルバート工(横2900㎜×高さ2100㎜、L18・5m)を計画。予算額5000万円で、8月ごろ一般競争入札を執行する。

 22年度は盛土や切土など造成工を予定。25年度の開通を目指す。

 【牛久市】

 ◆牛久駅西口歩道橋改修=JR牛久駅西口のペデストリアンデッキ(L40m)について、利便性の向上のため膜構造の屋根(鋼材柱、12本)を設置する。そのほか、舗装の薄層化や耐震補強、落橋防止対策工事なども行う。工期は9カ月。

 本年度当初予算には、2カ年継続費で2億円(21年度=8000万円、22年度=1億2000万円)を設定。10月以降に一般競争入札で発注する。

 【稲敷市】

 ◆(江)1―22号線=下君山・松山地区に計画している「稲敷工業団地」へのアクセス道路。延長686m、幅員12m、両側歩道4m。

 21年度は地盤改良と切土・法面保護工、流末排水工を7~8月にも一般競争入札で発注予定。

 22年度に表層路盤、23年度に路盤舗装を行い、24年3月の開通を目指す。

 【阿見町】

 ◆都市計画道路寺子飯倉線=東西市街地(実穀~若栗)を連絡する幹線道路として、15年度に事業着手。全体延長は1650mで、幅員が17m(車道2車線、両側歩道)。24年度の完成を目指している。

 本年度は道路改良工事(L300m×2)を6月ごろに公告するほか、流末排水整備工事(L280m)を近く公告する。

 【つくばみらい市】

 ◆都市計画道路東楢戸台線=みらい平地区内の都市計画道路東楢戸真瀬線の延伸で、市北部の県道つくば真岡線と国道354号の交差点に接続する。総延長3・9㎞。

 これまで南側のみらい平から県道赤浜谷田部線までの2・9㎞を供用。

 21年度は北側960mの未整備区間のうち、370mの地盤改良工事(サーチャージ工法による盛土)を進める。予算額2億3000万円。2~3本に分割し、6~7月にも一般競争入札を執行して発注する。


【寺子・飯倉線の位置図(阿見町)】

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