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埼玉県

県東松山第二幹線で寺山工区を両側掘進

2021/04/22 埼玉建設新聞

小ケ谷シールドは一括で


 県企業局は、吉見浄水場(吉見町)から関越自動車道方面まで至る送水管、東松山第二幹線(総延長22㎞、φ1100mm)整備のうち川越市内のシールド工法区間から計3工事を発注する検討に入った。設計延長約3㎞の寺山工区は、延長が半々程度の2工区に分ける。両工区の間には中間立坑を設け、そこを到達点に両側からそれぞれシールド掘進する計画だ。設計延長約2㎞の小ケ谷工区についてはロットを分割せず、2㎞を一括発注する見通し。

 入間川南側に当たる寺山工区からは、送水管布設工事の「その1」(川越市福田ほか)と、「その2」(川越市寺山ほか)の2件を発注する。いずれも一般競争入札(総合評価方式、除算型)を2022年2月ごろ公告し、22年度早期の契約締結を見据えている。

 その1、その2の両工区に間にはシールドマシンの到達点となる中間立坑を構築する。その1が北から南、その2は南から北に向かって地下を掘り進める。その1、その2いずれの工事に中間立坑の構築を任せるかについては調整中。

 東武東上線・JR川越線直下を施工するのが小ケ谷工区。現時点で設計延長2㎞を一括施工する方向が有力となっている。北から南に向かってシールド機を掘進させる。担当者によると年度末公告の可能性もあるが、詳細な入札スケジュールは検討中。寺山工区よりは、やや発注が遅れるとみられる。

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