梅雨、台風などの出水期に備えて北陸地方整備局は20日に洪水対応演習を実施した。本局および関係事務所、管理所のほか、管内自治体、地方気象台などが参加。大雨により梯川（石川県）の水位が氾濫危険水位を超えたとの想定で、被害状況の確認や巡視、排水ポンプの応援要請から応急復旧対応の指示までの一連の流れを本番さながらに各機関との情報伝達や連携について確認した。

　ことしの訓練では、これまでの電話によるホットラインから新たに光ファイバ専用回線を使ったテレビ会議システムを導入。実際に小松市と金沢河川国道事務所、北陸地方整備局を結んで応援要請か支援の指示、受け入れ体制の確認まで情報伝達が行われた。また昨年に続き新型コロナウイルス感染症に配慮して、対面での配席を避けるなど、コロナ禍での感染防止対策を取りながらの体制も確認した。

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